【グリューワイン(Glühwein)】
この時期、ドイツの家庭ではそれぞれ、我が家のグリューワインを作ります。スーパーではグリューワイン用のスパイスや甘味料のセットをティーバッグに入れたものが売られており、それを買ってくる人も多いようです。
グリューワインの作り方はとっても簡単。今年のクリスマス・ホームパーティにはグリューワインで、ドイツのクリスマスの雰囲気を演出してはいかがでしょう。冬の団らんをおしゃれに彩ります。寒気がしたり、風邪をひきそうと思った時にも、心も身体もホッと温まるグリューワインをお試しください。(ワインは値段の手頃なものでかまいません。ワイン1本で、およそ6杯分のグリューワインができます。とりあえず、余ったワインを利用して一度試してみてもいいかもしれませんね。)
<準備するもの>
フルボディの赤ワイン1本、レモン1個、クローブ16個、シナモンスティック1本、砂糖(小さじ4〜6杯分)又はハチミツ
<基本レシピ>
・レモンを四つ切にし、その1つの皮の部分にクローブを突き刺しておきます。残りのレモンは薄くスライスします。
・大きめの鍋にワインを注ぎ、レモンと一緒にシナモンと砂糖を入れて、ゆっくりと温めます。
・沸騰させないように、気をつけてください。沸騰するとアルコール分がとんでしまいます。
・アルコールに弱い方は、アップルジュースや水を加えてください。(でも、飲み過ぎないように!)
・お気に入りのマグカップか耐熱グラスに注いで、お楽しみください。
・冷めた後は、電子レンジで温め直してもOK。
レモンの代わりにオレンジやオレンジジュースを使ったり、バニラビーンズを少々加えたり、お好みで自分流にアレンジしてみてください。
【ラムトプフ(Rumtopf)】
ドイツの家庭では特別なおもてなしの時のために、ラムトプフ(Rumtopf)を用意します。トプフとはポット、深鍋という意味で、ラムトプフはラム酒に漬けたフルーツマリネです。ラムトプフはクリスマス・ディナーのテーブルに鮮やかな彩りを添え、また、アイスクリームやクワルク(フレッシュチーズ)と一緒に食後のデザートにも利用されます。
ラムトプフを作ること自体は簡単なのですが、伝統的なドイツのラムトプフをおいしく味わうためには数ヶ月かかります。ですから、初夏にはアドヴェントやクリスマス用のラムトプフの準備にとりかからなければなりません。ドイツでは夏の暑いうちから、クリスマスに向けた準備がもう始まっているのです。
ラムトプフには特別なレシピはありません。いちご、ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリー、桃(スライスしたもの)、チェリーやプラム(種をとったもの)、ブラックカラントなど、その年の夏から秋にかけて旬のフルーツをどんどん加えていくからです。鮮度の高いフルーツを選び、傷んだり、汚れたフルーツが混じっていないか、注意深く選り分けることが肝心です。
最初の分量の目安は、ラム酒1リットルに、約1キログラムのフルーツ、約400グラムの砂糖。まず、フルーツと砂糖を大きめのボウルに入れて一晩おき、なじませておきます。翌日、ラムトプフ専用のジャー(背が高い広口ビンで代用できます)にラム酒を入れ、そこにスプーンでフルーツを入れていきます。フルーツがラム酒の中に沈んだことを確認したら、重しに1枚か2枚の菓子皿を置き、耐油紙(クッキングペーパーで代用可)で口を覆って、ふたをした後、暗所で保管します。
夏が深まり、秋になるとともに、そのシーズンのフルーツと砂糖を上記の割合(500グラムのフルーツにつき200グラムの砂糖)で加えていきます。やさしくかき混ぜたら、またしっかりとふたをします(ラム酒は特に加えなくてもかまいません)。新しいフルーツを加えたら、そのフルーツが発酵するまで、少なくとも2週間はお待ちください。
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