世界のジャガイモ年間総収穫量はおよそ3億3千万トンにのぼります(2004年度時点。統計出典:ZMP、ドイツ連邦統計局)。国別には中国が7千万トンでダントツのトップ、第二位のロシア以下を大きく引き離しています。これに続くインド、ウクライナ、アメリカを含む上位五ヶ国で、世界のジャガイモ収穫量の過半数を占めるという状況です。ドイツはポーランドに次いで世界では第七位、ヨーロッパ域内では第二位に位置しています。
世界各国のジャガイモ・統計 / 2003年度、2004年度
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2003年度
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2004年度
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総収穫量
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作付面積
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総収穫量
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作付面積
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単位:1.000t
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単位:1.000ha
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単位:1.000t
|
単位:1.000ha
|
| 中国 |
68,139 |
4,524 |
70,048 |
4,302 |
| ロシア |
36,747 |
3,175 |
35,914 |
3,134 |
| インド |
25,000 |
1,370 |
25,000 |
1,400 |
| ウクライナ |
18,453 |
1,585 |
20,755 |
1,556 |
| アメリカ |
20,766 |
505 |
20,681 |
473 |
| ポーランド |
13,732 |
766 |
13,999 |
713 |
| ドイツ |
9,913 |
287 |
13,044 |
295 |
| ベラルーシ |
8,649 |
530 |
9,902 |
508 |
| オランダ |
6,469 |
159 |
7,488 |
163 |
| フランス |
6,355 |
157 |
7,258 |
160 |
|
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|
|
|
| 日本 |
2,929 |
88 |
2,839 |
90 |
2005年度におけるドイツの年間収穫量は1,162万トンでした。ドイツ最大のジャガイモ産地は北部のニーダーザクセン州。収穫量(552万トン)、作付面積(12.4万ヘクタール)ともに、全体の半数近くがニーダーザクセン州に集中しています。オルデンブルク(Oldenburg)の南部地域一帯、ハンブルク州との州境に広がるアルテス・ラント(Altes Land)、そしてザクセン・アンハルト州のアル トマルク(Altmark)近郊地域などが、代表的な産地にあげられます。
2005年度 ドイツ・州別ジャガイモ統計
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総 収 穫 量
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作付総面積
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早生(食用)
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中早生 / 晩生(食用・その他)
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収穫量
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作付面積
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収穫量
|
作付面積
|
|
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単位:1.000 t
|
単位:1.000ha
|
単位:1.000t
|
単位:1.000ha
|
単位:1.000t
|
単位:1.000ha
|
| ドイツ全国 |
11,624.2
|
276.9
|
476.9
|
15.3
|
11,147.4
|
261.6
|
| バーデン・ヴュルテンベルク州 |
221.1
|
6.4
|
24.8
|
0.9
|
196.3
|
5.5
|
| バイエルン州 |
1,869.7
|
48.4
|
40.3
|
1.5
|
1,829.3
|
46.9
|
| ベルリン州 |
-
|
0.0
|
-
|
0.0
|
-
|
0.0
|
| ブランデンブルク州 |
4,38.6
|
11.6
|
4.1
|
0.1
|
434.4
|
11.5
|
| ブレーメン州 |
-
|
0.0
|
-
|
-
|
-
|
0.0
|
| ハンブルク州 |
-
|
0.0
|
-
|
0.0
|
-
|
0.0
|
| ヘッセン州 |
167.8
|
4.5
|
26.5
|
0.9
|
141.2
|
3.7
|
| メクレンブルク・フォアポンメルン州 |
569.4
|
15.7
|
2.0
|
0.1
|
567.4
|
15.6
|
| ニーダーザクセン州 |
5,524.1
|
124.0
|
128.2
|
4.0
|
5,395.7
|
120.0
|
| ノルトライン・ヴェストファーレン州 |
1,366.9
|
29.0
|
101.6
|
3.2
|
1,265.4
|
25.8
|
| ラインラント・プファレツ州 |
275.3
|
8.4
|
108.8
|
3.4
|
166.4
|
4.9
|
| ザールラント州 |
4.6
|
0.2
|
0.2
|
0.0
|
4.5
|
0.1
|
| ザクセン州 |
312.7
|
7.4
|
9.2
|
0.3
|
303.5
|
7.1
|
| ザクセン・アンハルト州 |
562.8
|
13.3
|
20.3
|
0.6
|
542.5
|
12.7
|
| シュレースヴィヒ・ホルシュタイン州 |
208.0
|
5.6
|
9.0
|
0.3
|
199.0
|
5.3
|
| テューリンゲン州 |
102.7
|
2.5
|
1.8
|
0.1
|
100.9
|
2.5
|
またドイツ南部バイエルン州でもジャガイモの生産が盛んで、ドイツ第二位(187万トン)の収穫量を誇ります。ニュルンベルクか ら南部にかけての一帯やミュンヘン近郊などがジャガイモの生育に適した土壌に恵まれ、州を代表する産地となっています。
早生品種のジャガイモはドイツで人気の高い旬の食材ですが、総収穫量に占める早生種の割合は全体の5%弱にすぎません。早生品種の代表的な産地としてあげられるのがラインラント・プファルツ州です。ジャガイモ総収穫量は27.5万トンと少ないのですが、うち約40%にあたる約11万トンを早生種が占めています。これはラインラント・プファルツ州がドイツ中部に位置し、比較的気候が温暖で安定していることが一因と考えられます。州内プファルツ地方やバーデン・ヴュルテンベルク州の南バーデン地方は伝統ある早生種生産地として知られています。
ドイツ人はジャガイモが大好きです。一人当たり年間消費量を比べると、日本人の15.2kg(2004年度)に対してドイツ人は66.5kg(2004/05年度)。実に日本人の4.4倍ものジャガイモを食べています。ただ、近年は食生活の多様化が進み、ドイツ人のジャガイモ消費量は頭打ちの傾向を示しています。日本人の「米離れ」と同じような状況と言えるかもしれません。
最近の大きな特徴として、ジャガイモ消費量に占めるジャガイモ調製品の割合の上昇があげられます。1970/71年度の年間消費量102kgの中でジャガイモ調製品が占める割合は約15%にすぎず、殆どが生食用(野菜として食べるもの)でしたが、年々、調製品の割合が上昇し、2002/03年度にはついに調製品の消費量が生食用の消費量を超えてしまいました。
2004/05年度には多少生食用のジャガイモの消費に回復の兆しは見えますが、調製品の消費量の方が上回る傾向が続いています。生活習慣の変化から手軽に調理できるインスタントのジャガイモ調製品やファースト・フード店でのフライドポテト等の摂取量が増えたことに起因していることは明らかです。ただし別の角度から考えてみますと、ジャガイモ調製品の質が向上し、生食用のジャガイモを調理するのと同じ味を、手間と時間をかけずに食べられるようになったからかもしれません。1900年代初めにはドイツ人一人当たりのジャガイモの年間消費量は250kg以上であったとも言われていますので、この100年の間にいかにドイツ人の食生活が変化したか、ご理解いただけることでしょう。
ドイツ人一人当たりのジャガイモ年間消費量の変化

ドイツでは年間約140万トンのジャガイモを世界各地に輸出しています。これには食用新ジャガイモ7,000トン、デンプン加工用ジャガイモ約39万トンも含まれます (2004年度:統計出典ZMP) 。なお、日本では植物検疫法の関係で生鮮ジャガイモを輸入することができず、ドイツに限らずどの国からもほとんど輸入されていません。
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