ドイツの食材
果物

果物・Obst
私たちが新しい季節の訪れを感じるものにはいろいろあります。木々や草花の芽吹きは視覚を通して、鶯などの鳥のさえずりは聴覚から、そしてそれぞれの季節に登場する旬の食材は、私たちの味覚を通して季節を運んできます。旬の食材、それは一年にその季節限定の自然からの贈り物なのです。旬の食材の種類は数々ありますが、特にその中でも「果物」は季節を味わうものの一つと言えるでしょう。

ドイツでは冬が終わり木々に新緑が芽吹き、マルクトに明るい色が増えてくると、待ちわびた春の訪れを感じ、あれもこれもと果物を買いたくなります。そして口の中に広がる春の味に灰色の冬の終わりを実感するのです。

果物はその自然の甘さの中に、数々の栄養素を含み、健康に良い食品としてあらゆる生活シーンに登場します。朝食にはヨーグルトと一緒に新鮮な果物を食べ、またいろいろなベリー類で作られたジャムも欠くことのできない果物の調製品として食卓に並びます。昼食には好みの果物を使ってフルーツサラダを作ったり、また喉が渇いた時やちょっとお腹がすいた時に、果物は簡単に食べることのできる食品として活躍します。そしてティータイムにはバリエーション豊富なケーキの中に、山盛りの果物を見つけることができるのです。

今回から2回にわたってドイツの果物、特に春夏が旬の果物についてご紹介いたします。まず今回はイチゴやブルーベリーなどのベリー類を、また次回はサクランボを中心にお話いたします。秋の果物については秋にあらためてご紹介します。それではまずはドイツの果物事情からのぞいてみましょう。

ドイツ・果物事情
「ドイツの果物って何があるの?」きっとそう思われていらっしゃる方が多いと思います。「ワインがたくさん造られているから、それはブドウでしょう」とおっしゃる方、あるいは「キルシュ・ヴァッサーのキルシュ、サクランボだ」と言われる方、甘党の方は多分「アプフェル・クーヘン(=アップルケーキ)のアプフェル、リンゴよ」と思われるでしょう。もちろん、どなたも正解です。リンゴやチェリーをはじめとして、洋ナシやプラム、そしてベリー類とドイツではいろいろな果物を栽培収穫しています。

ドイツ語で果物のことを総称してオプスト(Obst)、あるいはフルヒト(Frucht、複数:フリュヒテ / Früchte)と言います。また、果物を幾つかのタイプに分けて呼ぶこともあります。例えば、リンゴや洋ナシ等はケルン・オプスト(Kernobst、仁果類)、アプリコットやサクランボ、プラムなどはシュタイン・オプスト(Steinobst、核果類)と呼んでいます。ブドウやイチゴ、ブルーベリーなどのベリー類は一般にベーレン・オプスト(Beerenobst)と呼ばれます。因みにベーレンとは英語のベリー(berry)にあたります。

上の図はドイツで収穫される主な果物の収穫時期を表したものです。ベリー類は5月のイチゴをかわきりに、次々と登場し。7月初夏には勢揃いとなります。またそのころにはチェリーも最盛期を迎え、さらにアンズやプラムも旬を迎えます。

下記の表はドイツで主に収穫される果物の収穫量とその作付面積を示したものです。なおこの数字は商業栽培されている果物の収穫量です。ご承知のように青果物の収穫量はその年の天候に左右されるものですが、2006年度の収穫量はどの果物も前年を上回り、伸びているのが分かります。ドイツの果物で最も収穫量が多いのはリンゴで、2006年度は約94万トン、前年比6.4%増となっています。リンゴはドイツ全国ほぼ全ての地域で収穫されていますが、ニーダーザクセン州とバーデン・ヴュルテンベルク州の2州が1位、2位を占め、それぞれ約25万トンずつ収穫されています(統計出典:BMVEL)。また、2006年度のイチゴ(路地もの)の収穫量は約17万トン、前年比15.8%増となっています。イチゴ収穫量第1位を誇るのはノルトライン・ヴェストファーレン州で約43,000トン、前年比約34%増でした。


 

ドイツ国内における果物の収穫量

2005年度

2006年度

作付面積

収穫量

作付面積

収穫量

単位:ha

単位:1,000トン

単位:ha

単位:1,000トン

イチゴ(路地)

13,435

146.5

14,094

169.7

イチゴ(ハウス)

*

*

120

3.6

ヨハニスベーレン

*

*

2,099

11.2

ラズベリー

*

*

1,121

7.2

ブルーベリー

*

*

1,410

6.1

リンゴ

32,147

885.8

32,312

942.2

洋ナシ

2,175

38.3

2,212

48.4

スイートチェリー

5,525

27.9

5,558

31.6

サワーチェリー

4,220

24.6

4,196

37.1

プラム/クエッチ

4,540

40.1

4,568

51.4

ミラベル/グリーンゲージ

472

4.6

473

5.5

統計出典:ドイツ統計局  

[*]:2006年度からベリー類の表示単位が変更になったため、2005年度については非掲載。


ドイツでは国内で栽培される果物に栽培規定を設け、新鮮で安全な果物を消費者に提供できるよう、厳しい管理に努めています。果物は水分を多く含むことから、時間が経つとその新鮮さを失います。よって果物の新鮮さをいかに保ったまま消費者のもとに届けるかが重要となり、配送や倉庫での品質管理等あらゆる面において細心の注意が払われます。

ドイツは生鮮果物の輸入も多く、一年間に約250万トンの温帯果物類が輸入されており、これに熱帯果物類およびかんきつ類を加えると、合計約500万トンの果物が輸入されています(統計出典:ZMP)。日本では一部は植物検疫法の関係で、また一部はその鮮度の関係で、ドイツの新鮮な果物が輸入されていませんが、果物調製品として、ジャムや缶詰・ビン詰めとして輸入されています。果物の調製品につきましては次回ご紹介する予定です。

下の表はドイツ人一人当たりの果物の消費量です(商業栽培されたものに限る)。ドイツでは一年間に一人平均62.6kgもの果物を消費しています。トップ3は、リンゴ(17.8kg)、バナナ(11.0kg)、オレンジ(6.8kg)となっています。

ドイツ・一人当たりの果物(青果)年間消費量

2003/2004年度

単位:kg

リンゴ

17.8

洋ナシ

2.4

チェリー

1.2

プラム/クエッチ

1.1

アンズ

0.4

モモ

2.9

イチゴ

2.2

ヨハニスベーレン/シュタッヘルベーレン/ラズベリー

0.3

ブロムベーレン/ブルーベリー/グランベリー

0.6

ブドウ(青果として)

3.6

バナナ

11.0

オレンジ

6.8

マンダリンオレンジ、その他

3.7

レモン

1.6

グレープフルーツ

0.6

その他

6.4

合  計

62.6

統計出典:ZMP  

ドイツの果物 ベリー類
ドイツでは、春夏が旬の果物について、どのような食べ方をしているのでしょうか?次に、ドイツのベリー類についてその食べ方もいくつか合わせてご紹介いたします。

エルトベーレン(Erdbeeren)

ドイツ語でイチゴのことをエルトベーレン(Erdbeeren)と言います。イチゴはバラ科に属する植物で、野生のイチゴは石器時代から既に食用とされていたようです。今日食べられているイチゴ(栽培種)の基になったものは、18世紀に入ってバージニアイチゴとチリイチゴの2つの品種を交配して作られたものです。その後現在に至るまでいろいろと品種改良が重ねられ、今では形や色、味の違った様々なイチゴの品種が栽培されています。因みにその品種は1,000種以上あると言われています。

上記の消費量の表からもお分かりのように、ドイツでは一年間に一人当たり平均2.2kgのイチゴが消費されており、イチゴはドイツでベリー界の女王としての位置を確固たるものとしています。水分を多く含んだ甘酸っぱい実は洋の東西を問わず誰からも好まれる果物というわけです。よく熟したイチゴはビタミンCを約20%含み、さらにミネラル分も含んだ健康に良い果物です。

日本ではイチゴはクリスマスや正月にその需要が高まることから、冬に多く見かけますが、本来は初夏の果物で、ドイツでは路地ものが5月下旬から収穫され、10月頃まで市場に出回ります。イチゴは収穫されてすぐに食するのが一番で、時間が経過するにしたがってその香りは薄れ、みずみずしさを失ってしまいます。

イチゴの食べ方はいろいろあり、シンプルに何もつけずにほおばったり、ちょっと砂糖をつけて甘くしたり、さらには生クリームや牛乳、プレーンヨーグルトと一緒に食します。ケーキに、サラダの具材に、さらにはイチゴシェイクやその他の飲み物にと、その応用範囲が広がります。またイチゴを使ったジャムは多くの家庭で毎朝のパンの友として定番です。ドイツでのイチゴのおしゃれな料理を次にご紹介しましょう。

ストロベリー・デザート

材料(4人前):
イチゴ500g、砂糖大さじ5、レモン汁1個分、低脂肪ヨーグルト250g、牛乳大さじ6、メリッサ(西洋ヤマハッカ)少々

作り方:
イチゴは水洗いをして、水分を切り、ヘタを取り除き2等分に切ります。このイチゴをボウルに入れ、砂糖とレモンの絞り汁をかけて混ぜ合わせ、ラップをして冷蔵庫で30分ほど味をなじませます。ヨーグルトは牛乳と混ぜ合わせてやはり冷たくしておきます。イチゴを器に盛り、上からヨーグルトをお好みの分量かけて、メリッサの葉を飾って出来上がりです。メリッサの代わりにミントの葉を飾っても良いでしょう。低カロリーのデザートです。


イチゴとチコリのサラダ(Chicorée mit Erdbeeren)

材料(4人前):
チコリ(小さめのもの)4個、イチゴ500g、松の実50g、グリーンペッパー(粒)小さじ1、マヨネ−ズ大さじ2、砂糖小さじ3、レモン汁大さじ6

作り方:
チコリは洗い、株を外して苦味の強い株元を切り取り、端から食べやすい大きさに切ります。イチゴは水洗いをしてヘタをとり、縦に2等分にします。このイチゴとチコリ、松の実とグリーンペッパーを混ぜ合わせます。
マヨネーズ、砂糖、レモン汁を混ぜ、味を調えたドレッシングを作り、サラダにかけて出来上がりです。ビタミンがたくさんのサラダをお試しください。


ヒムベーレン(Himbeeren)

ラズベリーはフランス語でフランボワーズ、ドイツ語ではヒムベーレン(Himbeeren)と呼ばれています。水分が多く甘味の強い果物で、その味や香りの良さに加え、食物繊維、カリウム、マグネシウム、マンガン等のミネラル分が豊富に含まれているのが特徴です。特に鉄分の含有量が他の果物よりかなり多いこと、また近頃、日本で話題のフラボノイドが含まれていることから、健康食材としても注目されています。

ドイツではラズベリーの旬は7月で、実が簡単に潰れてしまうため、1つ1つ丁寧に手摘みされています。また新鮮さが命の果物で、温度条件の調った倉庫で管理しても、収穫から数日しか持ちません。販売用の容器に入れても下側の実は、上にのった実の重さですぐに痛んでしまうと言う、販売・流通の上で取り扱いの難しい果物でもあります。

ドイツ国内のラズベリー収穫量は年間約7,200トンで、ノルトライン・ヴェストファーレン州の約2,300トンをトップに、ニーダーザクセン州、バイエルン州、バーデン・ヴュルテンベルク州などで生産されています(統計出典:ドイツ統計局)。

日持ちのしないラズベリーは買ってきたその日のうちに、そのままシンプルにあるいは生クリームを少し添えて食べるのがこの果物の持ち味を生かした食べ方として一般的ですが、熱を通してもその香りをあまり失わないことから、ケーキに加えて焼いたり、また砂糖を加えて甘く煮てラズベリーソースを作ることも多くあります。バニラアイスに熱いラズベリーソースをかけて食べる「ヴァニッレ・アイス・ミット・ハイセン・ヒンベアゾーセン」(Vanilleeis mit heissen Himbeersoßen)は、ドイツのカフェやレストランでは定番メニューと言える大変人気のあるメニューです。

ラズベリーとその他いろいろの種類の赤系のベリー類を一緒に煮て作るのが「ローテ・グリュツェ」(Rote Grütze)で、ドイツでは広く知られたデザートのスペシャリティーです。現在ではいくつもの食品メーカーがローテ・グリュツェを製造販売しており、瓶詰めのものがドイツ国内のみならず、世界各国で親しまれています。

この他、ラズベリーはジャムやジュースをはじめとして、リキュールにも加工されています。特に「ヒンベア・ガイスト」(Himbeergeist)と名づけられた無色透明のお酒は、サクランボのリキュール「キルシュ・ヴァッサー」(Kirsch Wasser)と並び、世界中にその愛好者を持っています。

ブロムベーレン(Brombeeren)

キイチゴの仲間のブラックベリーはドイツ語でブロムベーレン(Brombeeren)と言います。ブラックベリーは種類が非常に多く、ドイツ国内だけでも400種以上あると言われています。5月中旬から8月にかけて花が咲き、実は7月から収穫できます。ジューシーで程よい酸味のある実は、ダークレッド、黒紫、あるいは明るい黒色のものまであります。ただしラズベリーと同じようにつぶれやすい実で、さらに果実色が黒に近いことから日光を吸収しやすく、また収穫後の熟成が早いため、すぐ熟れ過ぎとなってしまいます。取り扱いの難しい果物として関係者泣かせです。

ブラックベリーにもまた健康に良い栄養素がいろいろ含まれています。特にプロビタミンAとビタミンEの含有量はベリー類の中ではトップに位置しています。さらにマグネシウムや鉄などのミネラル分も多く含みます。

ブラックベリーの食べ方はいろいろありますが、まずはシンプルに何もつけずそのまま、また牛乳、ヨーグルトあるいはアイスクリーム等を添えてもブラックベリーの味を損なうことなく美味しく楽しむことができます。ジャム、ジュース、ケーキの材料をはじめ、ルム・トプフ(Rumtopf)と呼ばれるフルーツをラム酒と砂糖で煮込んだコンポートも人気の一品です。さらにフルーツワインの一つ、ブロムベアワイン(Brombeerwein)やリキュールにも加工されます。


季節のフルーツサラダ(Obstsalat mit Beeren der Saison)

材料(4人前):
ブルーベリー、ラズベリー、イチゴ、ヨハニスベーレン(黒実と赤実)、ブラックベリー各100gずつ、砂糖適量、オレンジの絞り汁適量、レモン汁適量

作り方:
ベリー類は水洗いをしてザルに上げ、よく水分を切ります。このうち1/3の分量を別に取り分けておき、残り2/3を漉し器あるいはザルで漉してつぶし、ソースを作ります。このソースに砂糖、オレンジの絞り汁、レモン汁を好みの分量入れて味を調え、はじめに取り分けておいたベリー類にかけて出来上がりです。フルーツサラダを冷たく冷やして、おやつにあるいはデザートにお召し上がりください。お好みで七分立ての生クリームを添えてお楽しみください。


ハイデルベーレン(Heidelbeeren)

ハイデルベーレン(Heidelbeeren)の品種は100〜150あると言われ、その代表格としてドイツでポピュラーに栽培されているのがブラオベーレン(Braubeeren)です。ブラオとは青、ブルーと言う意味で文字通りブルーベリーです。よって一般的にハイデルベーレと言うとブルーベリーのことを意味しています。この実はイチゴやラズベリー等より少し長めに収穫後の保存が利くため、流通に耐えられる果物の一つです。また昨今、体に良い成分として注目されているポリフェノールの一種であるフラボノイドやプロシアニジンが含まれ、さらに食物繊維やアントシアニン(やはりポリフェノールの一種)の含有量が極めて高く、健康に良い果物として好まれています。

ドイツ国内では7月に入る頃から収穫が始まり、主に北部で栽培されています。因みに2006年度の総収穫量約6,100トンのおよそ70%がニーダーザクセン州で収穫されています(統計出典:ドイツ統計局)。

ブルーベリーはそのままで食べる他に、牛乳や生クリームと一緒に、あるいはプレーンのヨーグルトに混ぜたり、またケーキの生地に混ぜて一緒に焼いたりと、その食べ方のバリエーションもいろいろあります。


ヨハニスベーレン(Johannisbeeren)

ヨハニスベーレン(Johannisbeeren)はスグリの仲間に属し、英語ではカラントと呼ばれています。その種類は豊富で、実の色も赤、黒、淡い白色のものなどがあります。因みに赤スグリ(レッド・カラント)はドイツ語でローテ・ヨハニスベーレン(Rote Johannisbeeren)、黒スグリ(ブラック・カラント)はシュヴァルツ・ヨハニスベーレン(Schwarze Johannisbeeren)と呼ばれます。日本ではフランス語のカシスと言う名称がポピュラーですね。

ドイツ語のヨハニスベーレンの名前は、6月下旬に旬を迎えることから6月24日の聖ヨハネ祭(ヨハニス・ターク / Johannistag)にちなんでつけられたようです。この果物はベリー類の中では一番酸味が強いのが特徴です。

ドイツでは赤い実の赤ヨハニスベ−レンが最もポピュラーに市場に流通しています。直径1cmほどの大きさの実が房状に実り、食物繊維やカリウム、ビタミンC、ペクチンと言った栄養素を多く含んでいます。ただし栄養学の面から見ると、ベリー類の中でこれに勝るものはないと言っても良いほど、栄養素の含有量が高いのは黒ヨハニスベーレンで、特にビタミンCの含有量が豊富です。黒ヨハニスベーレンの実は少し大きめの粒で、あまり実が密着せず房状に実るのが普通です。このように健康に良い黒色の実ですが、酸味が強いうえに苦味があることから、あまり生食用としては好まれていません。よって多くがジャムやジュース、リキュールそしてフルーツワインなどに加工され、食べやすい、飲みやすい味となって消費者の前に登場しています。

白ヨハニスベーレンは市場に出回ることが極めて少ない果物で、その甘酸っぱい味はヨハニスベーレン愛好家から大変珍重されています。

ヨハニスベーレンは9月まで市場に出回り、家庭でジャムやジュースなどにして食べられる他に、ジビエ(野禽獣)、ラム肉あるいは鶏料理のソースに調理され、それぞれの肉の味を引き立たせる脇役として好まれています。

左写真:

七面鳥のフィレステーキ、ヨハニスベーレンのソース添え

シュタッヘルベーレン(Stachelbeeren)

ドイツ語でシュタッヘルベーレン(Stachelbeeren)と呼ばれるのはセイヨウスグリです。日本では英名からグーズベリー(もしくはグースベリー)とも呼ばれています。日本でも多少収穫されているとのことですが、残念ながら果物として店頭で見かけることはほとんどありません。

ヨーロッパではシュタッヘルベーレンは昔から栽培され食されてきました。ドイツでもドイツ在来の品種があるベリーです。収穫後にある程度の保存がきくことと、つぶれにくいことが特徴です。また、熟す前の緑のものはジャムやコンポート、ケーキなどに好んで使われています。

シュタッヘルベーレンには食物繊維をはじめとしてカリウムなどのミネラル分やプロビタミンA、ビタミンCが含まれており、ほどよい酸味を持っています。種類によって楕円形のものや丸いもの、また粒もサクランボほどに大きくなるものもあります。皮も滑らかなものから産毛が生えたようなもの、硬いものやわ柔らかいものなど品種によって様々です。ジューシーで柔らかい果肉はファンの多いベリーです。

今回はドイツの春夏が旬のベリー類をご紹介しました。次回はキルシュやサクランボを中心にお話いたします。「ドイツ料理のレシピ」コーナーではイチゴで作る美味しいお菓子を二品ご紹介しています。是非一度ご家庭でお試しください。

参照